毎日一緒に暮らすペットは家族同然ですよね。できるだけ元気で長生きしてほしいといのがペットを飼う人共通の思いではないでしょうか。
今回お話を伺ったS様は、新しいお家を探すことになったことを機に、好きなものに囲まれながら愛犬と一緒にのびのび暮らせる家をつくりたいと考えておられました。リフォームのきっかけからお家のこだわり、その後の暮らしについてお聞きしてきました。
リフォームのきっかけは?
震災の影響で、住まわれていたマンションから引っ越さなければならなくなったS様。元々将来的に戸建てに引っ越したいと考えていたこともあり、予定は早まりましたが中古住宅を購入することにしたそうです。気に入った中古住宅を見つけたものの、いくつかお悩みもありました。
なかでも気になっていたのは動線が良くないことだったそうです。お料理好きな奥様にとって、キッチンが孤立しているのは嫌だったとのこと。
また、そのキッチンによってリビングとダイニングも空間がわけられてしまい、広さの割に閉塞感を感じることも気になっておられました。ずっと一緒に暮らしているわんちゃんが自由に歩き回れる家にしたいという思いも、リフォームを考える大きな要因だったそうです。
S様がリフォームを依頼したのはONOYA。イベントのチラシを見て来店してみたところ、親身になって話を聞いてくれ、「絆」を大切にしている会社だと感じたことから工事を依頼することになりました。
デザインのポイント
そうして完成したおうちがこちら。
視線を遮っていたキッチンの壁は取り払われ、開放的なLDKが実現しました。奥様が好きなアンティークテイストの家具や小物が映える、素材感たっぷりの空間となっています。
床や壁に何種類ものタイルが使われていますが、特に目を引くのがキッチンの脇の青いタイルです。これはアンティークの雰囲気を演出しつつ、お手入れがしやすい質感ということで担当者から提案を受けたものだそうです。
キッチンの背面の収納棚は使いやすい寸法に合わせ、扉にはチェッカーガラスをはめて作ったこだわりのものです。
プランニングから素材の選定に至っては、使えば使うほど味が出てくるような家にしたいというS様のご要望をくみ取って、担当者がサンプルを何度も取り寄せて納得のいくまで打ち合わせに付き合ってくれたそうで、それがとても嬉しかったとお聞きしました。
愛犬が暮らしやすい工夫
何より愛犬のことを思ってリフォームを考えられたS様。わんちゃんが暮らしやすいような工夫も随所にちりばめられています。特にS様が気を使われたのが床材です。一般的なフローリングだと、滑りやすく腰に負担がかかりやすくなってしまうのだそうです。
表面が少し「ざらっ」としていて滑りにくい大ぶりのタイルを選んだことで、負担が軽くなるよう考えられています。さらに寒い時期も快適に暮らせるよう、このタイルは床暖房対応なのだとか!同様にフローリングの部屋も、表面が滑りにくいペット用のものを選ばれたそうです。
気になっていた間取りは、以下のように変わりました。
キッチンは両側がともに通路になっているので行き止まりが無く、回遊できるようになっています。普段から奥様の後をついて回ることが多かったわんちゃんが、真後ろではなく斜め後ろを歩けるような通路の幅も確保しています。
行き来がしやすく、S様ご夫婦にとって使いやすいのはもちろんですが、わんちゃんに自由に歩き回ってほしいという願いも叶える間取りになりました。
これからの生活がもっと楽しくなる家に
リフォーム後の暮らしについてお聞きすると、部屋があたたかくて掃除が楽になったとのこと。お客様にもよく褒めてもらえるそうで、理想の家ができたと喜んでいらっしゃいました。わんちゃんも家の中を縦横無尽に走り回って過ごしているそうです。また、1階の各部屋から見える中庭でこれからガーデニングを楽しむ予定もあるとのことで、少しずつ好きなものを増やしてより素敵なお家になっていきそうです。またお伺いしたいなとつい思ってしまうようなお家でした。
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