インテリアデザイン

床材の選び方(デザインと特徴を学ぶ編)

     
床材の選び方

皆さん、床材の選び方はご存じですか?

床材は、特に部屋の印象を大きく左右する一方、なかなか変えたくても、そう簡単には変えられないものです。そして一番体に触れる機会がダントツで多いのは床材なのです。

お家の内装を考えるとき、床・壁・天井などの空間を構成する内装材は、何を使うかによって、部屋の印象や住まい手の気持ちに大きな影響を与えます。見た目、目指すインテリアスタイルとの相性、メンテナンスのしやすさ、機能性、健康面など、選ぶ際にみておきたいポイントは沢山あります。

今回は「床」という空間の、大切なベースに関するアドバイスをご紹介します!

「複合フローリング」と「無垢フローリング」

床材と一口に言っても、最初に思い浮かべる一般的なモノはおそらく皆さん、「フローリング」ですよね。

フローリングは大きく分けて「複合フローリング」と「無垢フローリング」があります。

「複合フローリング」とは、2層以上の層をもつフローリングのことをいいます。無垢フローリングに比べて、反りや膨張・伸縮が起きにくく、メンテナンスも楽です。遮音タイプもあるので、マンションなどの集合住宅では、この「複合フローリング」が圧倒的に多いです。

また最近の複合フローリングは、色や樹種も豊富、ワックス不要のものやアレルギー対策を施したものなど、製品の種類が多彩になっています。一方、一般的に表面の板が0.3㎜と薄いので、物を落としたへこみやペットの爪なによるひっかきキズが目立つ、高級感に劣るといったデメリットもあります。

「無垢フローリング」は、単層フローリングとも呼ばれ、木の質感を感じる床材の代表格です。「無垢フローリング」は年月を経るごとに魅力が増していくものなので、経年美化や素足での質感を楽しみたい方にはもってこいの床材です。針葉樹系(スギ・マツ・ヒノキなど)は一般的に柔らかいものが多く、足触りがよくて温かみがあります。

一方、表面強度が低く、キズが付きやすいです。そして年数が経つと赤く焼けてきます。広葉樹系(チーク・カリン・ナラ・タモ・ブナ・メープル・オークなど)は堅めで強度もありますが、足触りも固めです。

無垢材という特性上、温度や湿度の変化によって伸縮や反りを生じやすいというデメリットを理解しておく必要があります。

※ウッドワンさんのサイトが分かりやすかったので、載せますね。

無垢のフローリング

経年変化 3~5年後

無垢材の経年変化

デザインに関しては、ホワイト系のフローリングは、清涼感と空間のひろがりを感じさせます。人気の北欧スタイルやナチュラルテイストにとても合います。色とりどりの小物や家具が映え楽しい空間が好きな方にオススメです!

北欧テイストの無垢材

 

新床材「挽き(ヒキ)板フローリング」

無垢フローリングの質感は楽しみたいけれども反りや伸縮が心配・・ という方には、複合フローリングと無垢フローリングのいいとこ取り、「挽き(ヒキ)板フローリング」があります!

無垢材を鋸で引いて厚さ2㎜の挽き板にし、合板の基材に接着させたものです。基材が合板のため、構造的には「複合フローリング」に同じです。表面にある程度厚みがあるため、挽き板がまるで無垢フローリングのような質感を感じさせます。

世界では、この挽き板フローリングの使用が一般的ですが、日本では最近やっと新しい床材のカテゴリーとして認識されはじめ、各メーカーさんでも優れた製品として登場してきました。

加工技術を要することから、「複合フローリング」よりコストはかかりますが、高級感もあり、変化してしまう恐れが少ないのは、複合フローリングと無垢フローリングのいいとこどりの新床材です!

コルクタイルのすすめ

足触り良し!メンテナンス楽ちん!そしてエコロジー!!この最高の3拍子が揃った床材もあります。

皆さん「コルクタイル」ってご存知ですか?ワインの栓でもおなじみの「コルク」ですが、何が原料でどのように作られているのか、知っている方は少ないはず。コルク樫という樹木の表皮を細かく砕いたものに、おがくずや植物性繊維などを混ぜ、アクリル樹脂などを接着剤として入れ、加圧成型したものが「コルク」です。

「コルクタイル」はタイル状の床材で、バスルームや洗面脱衣室に使える製品もあります。ワインの栓に使われるくらいなので、意外と耐水性は高く、きちんと換気をしていればカビも発生しにくい素材です。「コルクタイル」は滑りにくく、万が一転倒してもコルクの微細な気泡が衝撃を和らげる為、比較的安全です。老人ホームなどの公共施設に多く使われています。

また、保温性があり、素足でもヒヤッとしないのも「コルクタイル」のいいところです。

コルクタイル

ただしデメリットとしては、漂白剤を使えない、床をゴシゴシ洗えない、価格が高め、水廻りには不安、などが挙げられます。これらのことから、まだまだ汎用的には使われていないのが現実ですけどね。

また、どこがエコなのかというと、原料採取はコルク樫の表皮をはがすだけで、木を伐採する必要がありません!コルク層が再生する9年以降はまた採取でき、1本の木で15~18回ほど採取できる計算になります!!

ここで「コルクタイル」の意外なお話しを紹介します。100年前にアメリカで開発されたのがはじまりですが、日本ではじめてコルク床を使用したのは、有名な文豪・志賀直哉といわれています。彼は自邸の子供部屋に安全に配慮して「コルクタイル」を使用したそうですよ!

床材が変更できないときは・・・

床材が変更できないときは、カーペットや置き畳など、既存の床の上から敷くことができるものを選ぶのもひとつです!

カーペットは部屋全体に敷き込むと暖かい印象になり、インテリアとしてもすっきりした印象になります。また、ダイニングスペースやリビングスペースなど部分的に敷いただけでも空間がなんとなく仕切られ、雰囲気もガラッと変わります!ちょっとイメージチェンジをしたいときには、ぜひ参考にしてみて下さい!

カーペット

 

長い目でみて、自分に一番合った床材を!

いかがでしたでしょうか?

長期にわたって付き合っていくだろう床材。様々な角度から一番自分に合った床材を選べると、家具を買うときも、カーペットやラグを買うときも何倍も楽しくなります。床材の種類は紹介したもの以外にも、まだまだ沢山ありますが、少しでも参考になれば幸いです。

一番触れるものですから、ぜひ長い目でみて選んでくださいね!

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