家づくり

家を建てるとき本当に考えるべきこと

     
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これから家を建てようと計画中の方、今住んでいる家をリフォームしようと考えている方へ。

そんな人生の一大イベントを迎えようとしているあなたに、少し立ち止まって考えて欲しいことがあります。

今日本で、住宅に対して最優先に求められていることは、高断熱・高気密で、夏も冬も変わらず快適に過ごせることではないでしょうか。

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四季のある日本で、その需要に応えていることは、日本の技術力のすごさを物語っています。ですが、はたしてそれが本当に住まいに求められるべきものなのか、私は疑問に思っています。というのも、日本には四季があるのに、夏も冬も、昼も夜も同じなのはちょっと違和感がありませんか。自然に逆行している感覚というか。

快適に過ごせるのは、住宅の大事な役割だと思います。しかし、それがメインではないはずです。

せっかくお家を建てるなら、寝に帰るだけの家にはしてほしくないんです。家族とコミュニケーションが取れて、自分の趣味の時間や季節の変化も楽しめるようなお家にぜひしましょう。後で後悔しないために、家づくりの際に考えた方がいいポイントをまとめてみましたので、読みながら考えてみて下さい。

変化を事前に考えておく

家づくりで一番大事なのは、先を見据えた計画を立てることです。

家を建てるときは、そのときの状況を中心に考えてしまいがちですが、その先何十年も自分たちが住まうことを忘れてはいけません。

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まず、小さなお子さんがいるご家庭の場合、お子さんが成長していくことをちゃんとイメージすることが大切です。子供部屋は何個用意するのか、独立した後の子供部屋はどう使うのか。

もしあなたがリフォームを考えているなら、将来の老後を見据えてバリアフリーにするのか、手すりを付けておくのかなど。

もちろん先の将来なんて想像出来ない方もいるでしょう。その場合は、どんな生活になっても過ごしやすいように家づくりをするのがいいですね。例えば、お子さんが増えても大丈夫なように、部屋は後で仕切れるような造りにしておくのも一つの方法です。足腰が弱ってくることを想定して、夫婦の寝室を一階に設ける。これもリフォームをするときに考えてみて下さい。

とにかく暮らしの変化に対応できるような「準備」をしておくことは大事です。色々な可能性を考えておくことは、家づくりの最初の一歩だと言えるでしょう。

先輩方に聞く家づくりの失敗談

「家は3回建てないと満足する家にならない」とよく言いますよね。

たしかに住んでみないと分からないことはあると思います。でも実際3回も家を建てる人はほとんどいないでしょう。

そうなると、住まい手がどれだけ家づくりをする前にしっかり向き合って、考えて家づくりに参加するかにかかっていると思います。

リフォームの方は、新築のときの失敗を活かして、2回目の家づくりに取り組みましょう!

とはいっても、失敗しないための一番の近道は、経験者に語ってもらうことです。

それでは実際に家を建てた先輩方に聞いてみましょう。

Q,家づくりで失敗したな、と思うことは?

■間取り
・部屋を細かく分けないで、大きく取れば良かった
・リビング内に階段を設けたら冬場に冷気が降りてきて寒かった
・収納をもっと設ければ良かった

■設備や仕様
・多機能のものを入れたら故障したときに部品が高くて困った
・予想してたよりもランニングコストがかかって失敗した
・床暖房を付けたが、電気代が高くて結局使っていない

■材料や素材
・トイレの床をフローリングにしたら、便器の結露で傷んでしまった
・壁紙をほとんど白にしたら汚れが目立ってしまった
・デザインで選んだが、使い心地が良くなかった

皆さん、色々失敗談があるようですね。これは住まいの悩みのほんの一部ですが、実際に体験している話を聞くことは参考になりますよね。こういった失敗例を踏まえて家づくりに活かせば、おのずと失敗は減ると思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

将来かかるお金を考える

家づくりは建てるときだけお金がかかるわけではありません。

その家で暮らしていくなら、当然建築費の他に、毎月の光熱費や設備機器の入替えなどのメンテナンス費用も考える必要があります。

例えば建てたときに安くても、そのあと5年で交換しなくてはいけないものであったならば、費用も手間もかかってしまい、結果安い買い物ではなかったというケースもあります。目先の建築費に惑わされず、長い目で見て必要なものは、最初から取り入れておいた方がいいでしょう。

その一方で、注文住宅で建てたわりには、いまいちこちらの要望が反映されていないケースってありませんか?

それはつくり手側の都合で、住まい手にとって本当に必要なことが実現されずに、言われるがまま出来上がってしまうからです。

福袋は安くてお得なように見えて、本当に欲しいものが入っているとは限りませんよね。注文住宅も一から考えていくのではなく、意外とパックになっていて、決められた範囲の中から選ぶだけのスタイルが最近増えています。その結果、選んでいないところで不要なものがついていたり、理想と違っていたりという不満が出てきてしまうのです。

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そうなる前に、つくり手にきちんと理想を伝えましょう。自分にとって譲れないもの、必要なものはしっかり相手に伝えることが大事です。逆にこれは必要ないというものがあれば、それも伝えましょう。そうすることで、お金をかけたいところに予算を回せるようになり、結果理想に近づくことが出来るはずです。

そのように、つくり手側がお金をかけるべきところを最初にきちんと考えていれば、不満を抱える生活をすることもなければ、本来しなくてもよいリフォームもあるかもしれません。家を建てるときってそんなこと考える余裕がなかったりするものですが、ぜひとも長い目で見て、本当にうまく付き合っていけるか考えながら家づくりをしてほしいです。

家は「物」ではなくて「暮らす場所」

皆さん意外と家が「暮らす場所」ということを忘れていませんか?普段から家の存在を意識している人は少ないと思います。

でも家づくりの仕方によって、「住み心地」「快適さ」「健康・精神状態」「性格」「感性」などの人間の本質が左右されることを、ぜひこの場でお伝えしたいのです。

一年中快適に一定の状態でいられることは、今の「快適」かもしれません。でもそんな環境で育った子供たちは、家の外の暑さ寒さも分からない環境に閉じこもって、ゲームやインターネットの世界に楽しみを見出したりしています。こんな四季に無関心な家で育てていいのでしょうか。

今の「快適」の中に、もっと自然に触れ合えるような工夫をしてみてはどうでしょうか。人間だって生き物なんですから、暮らしに関わる住まいについて、もっと立ち止まって考えてみませんか?

デザインリフォーム

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