突然ですが…皆さんは、「隠居生活」という言葉にどういった生活をイメージされますか?
「家族のため仕事仕事の日々に終止符を打ち、余生を自分の好きなようにのんびりと過ごす」はたまた、「最低限の稼ぎでのんびりと暮らす究極のライフワーク」
いずれも“のんびり”とゆとりのあるイメージでしょうか。
今回お話を伺ったK様ご夫婦は、亡くなられたお母様の住んでいた隠居に移り住み、これからの人生を豊かに過ごすためリフォームを決意されました。K様がリフォームに至ったきっかけや、こだわりのポイントなど詳しく伺いました。
リフォームのきっかけは?
数年前まで、K様のお母様が住まわれていた隠居。お母様が亡くなられた後は空き家状態になっていました。このまま空き家にしておくにはもったいないと、K様ご夫婦は隠居へ移り住むことになったのですが…
築35年ほどたった隠居は、経年劣化が進み、冬はとにかく寒く部屋の間仕切りは締めっきりの状態でした。光がほとんど入らない部屋もあり、どんより薄暗く、昔ながらのつくりのため、段差も多くありました。そして、一番の問題だったのが“お風呂”でした。隠居には浴室が備えられていなかったために、母屋と隠居を行き来しなければならない状態でした。
これから先、体が自由にならなくなった時の事を考えると、現状に不安を感じたそうです。また、奥様は「元気なうちに何か楽しみが欲しい!!」と、とても前向きな方でした。
リフォームを検討するなか、なかなか信頼する業者が見つからなかったK様。たまたまONOYAのイベント広告を目にし、思い切って訪ねてみたそうです。ONOYAの事はだいぶ前から知ってはいたものの、なかなか立ち寄る勇気がなかったK様。イベントの際の担当者のわかりやすい説明、そして多くの事例などを目の当たりにして、「ここなら大丈夫!」と見積りを依頼し、思い切ってリフォームに踏み切ったのです。
K様ご夫婦のリフォームのご要望は…
- 水廻りの充実(浴室の新設・広いトイレ・対面キッチン)
- リビングは畳でこたつを設置
- 洋室を3部屋(夫婦それぞれの部屋+可愛い孫の部屋)
- 部屋全体のあたたかさと明るさ
こうして、K様ご夫婦のワクワクが止まらないリフォームがスタートしたのです。
デザインのコンセプトは…
約4ヶ月の工期を経て、完成したご自宅がこちらです!コンセプトは…「身も心もゆだねられる和モダンスタイル」
全体的に落ち着きのある「和モダン」でまとめました。シンプルなデザインを基調とし、木のあたたかみを活かしたデザインに仕上がりました。
天井には化粧梁を施工し、建具はオークの木目調で統一。直線を多く取り入れ、“凛”とした和のポイントと木の自然のやわらかさを組み合わせた落ち着きのある空間が完成しました。また、リビングには掘り込み式の飾り棚“ニッチ”を作成し、スッキリとまとめました。部屋に余計な出っ張りがない分、部屋を広く使うことが出来ます。
対面式のキッチンと天井の化粧梁は、「生きているうちに何か楽しみが欲しい」とおっしゃっていた奥様のご要望です。ぱっと目を引く赤のキッチンで家族との会話を楽しみながらする家事も楽しみのひとつではないでしょうか。。
もともと坪数も少なく、さらには浴室を新設しなければならない状況であったため、限りある空間の中で生活しやすい“動線”を確保するためには配置がカギとなりました。
家族の憩いの場となるリビングを中央に配置し、リビングを囲うように、旦那様・奥様・お孫さんそれぞれの部屋を作りました。どの部屋からもリビングへの移動がしやすいように、間取りが工夫されています。いつも家族を感じられる、そんなあたたかいリフォームが完成しました。
家中どこにいても快適な空間へ
今回のリフォームでは、デザインはもちろんですが、生活するうえでの改善点が重要視されました。全体的に暗かった家に日の光を取り入れるために、生活の中心となるリビングの建具には縦格子のスリットの入った扉を採用しました。格子越しから差し込む柔らかい光がリビングを明るく照らしてくれます。
そして、何より力を入れたのが寒さを改善するための「断熱」でした。天井・壁・床、すべてに残熱材を施工し、サッシは全て放射伝熱を抑えて、遠赤外線を反射する「Low-Eペアガラス」(参考資料https://www.asahiglassplaza.net/gp-pro/knowledge/vol3.htmlへ交換しました。これで、夏は涼しく冬は暖かい、家中どこにいても快適に過ごすことが出来ますね。
“おしゃれ”にするだけではないリフォームのメリット
いかがでしたか?
リフォームは、それまでに住んでいた経験をもとに家を変化させるものです。住むことで見えてきた、不都合な点・不満などを今ある家に反映していくというわけですから、現在の家とのズレを埋めていき、より住む方のイメージに近づけてくれます。
それは、その家に住んできた思い出を残しつつ新しい生活が続けられる。ということです。あなたの家を本当の意味で「あなたの家」に変えることになります。これがリフォームの本当のメリットではないでしょうか?
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