リフォームは新築と違って、既存の建物をベースに改装をしていく工事です。
残す所と直す所を分けることで新築よりも予算を抑えられるのが大きなメリットと言えるでしょう。しかしリフォームにも注意すべき点があります。今回は失敗談も交えながらリフォームで後悔しないための秘訣をご紹介します。
注意点その1 残すものと改めるものを明確に
リフォームは、空間の一部を残してそれ以外の場所に手を加えるケースがほとんど。しかし安易なプランニングで進めた結果以下のような失敗につながることもあります。
異なる配色でまとまりのない空間に(Aさん)
空間の雰囲気を明るくするためにフローリングを明るいトーンのもので貼ったが、既存の濃い色の窓枠とバランスがとれずヘンテコな印象になり、家具との配色もミスマッチになってしまった
温かく冬を超えるはずが…(Hさん)
寒さを改善するため壁を壊して中に断熱材を充填したが、残した窓の廻りから入ってくる冷気で寒さが解消されなかった
完成後に全体の調和がとれるかをイメージすることが最も重要です。一部分が綺麗になれば手を加えなかった箇所はどうしても目につきます。「最終的な仕上がりをイメージして組み立てること」がリフォーム後の仕上がりの満足度を大きく左右します。
注意点その2 経験者に聞く、デザイン性と利便性
古くなった家を修復するイメージの強いリフォームですが、ここ数年で需要が変化しています。住まいを素敵にしたい、自分好みの空間にして一新したいなど、デザイン性が求められるようになってきているのです。
おしゃれな素材や高品質な商品で見違えるような素敵な空間を実現するのも可能が、デザイン性を重視しすぎた故に利便性が落ちてしまうケースも少なくありません。
飾り棚がただの物置に(Sさん)
「リビングのリフォームに合わせて施工した飾り棚。観葉植物やオシャレな小物を飾る予定だったのに、いつの間にか生活用品のたまり場になってしまいました…生活空間に対して十分な収納がない状況での飾り棚は、悲しい飾れない棚になりました…
無計画な間取りで暖房効率がガタ落ち(Tさん)
「リフォームを機に23帖の大空間LDKにしました。開放的で見かけは良いのですが、冬場暖房をつけてから部屋が暖まるまでとても時間が掛かる。広いけど寒いキッチンで、料理をするのが億劫です
せっかくお金を掛けて施すリフォームですから「かっこよさ」と合わせて「住みやすさ」への配慮も忘れずに計画することが大事ですね。
注意点その3 予算との付き合い方
「こんなリフォームがしたい」「海外ドラマを参考にしよう
と高まる気持ちにブレーキを掛ける冷たい存在が予算です。
掛かる分だけ全額ローンを組んでやりくりしてもいいですが、お金をかけすぎるわけにもいきませんよね。
大切なのは「こだわるところはこだわり、抜くところは抜く」ことです。
限られた予算で全体を平均的にリフォームするのはあまりおすすめできません。このやり方だとリフォームで自分らしさを実現することが難しく、完成後の「満足・感動」が希薄になるケースが多いからです。それであれば各部屋の予算の掛け方に差をつけ、あなたにとって重要な部屋を充実させた方が楽しい暮らしができそうではないですか?
まず不便さを強く感じるところに優先順位をつけ、優先順位の高い場所はこだわりを残しつつ、優先順位の低いものはコストを抑えていきましょう。
重要度の低い部屋にお金をつぎ込んでしまうより、あなたにとって大切な空間に重きを置いて進めるのがリフォームで失敗しないための秘訣です!
経験者の失敗談を踏まえて…
リフォームは選択肢が非常に多く手段や方法もさまざまです。建物の中にどんな家族が住むのかによって施工は全く違うものになります。それを踏まえて「全体を考えながら自分達らしい住まいを実現する」ことが大切です。これらのことを参考にして、素敵なリフォームを叶えて下さいね!
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