2020/12/04

【前編】窓のリフォームで快適な冬を迎えよう

「家をリフォームしたい!」と思う理由の多くには、実は住まいの暑さ・寒さが深く関係しています。

具体的には「内装を新しくしたい」「お風呂を取り替えたい」といったリフォームの要望の先には、「部屋が暑い」「風呂場が寒い」「隙間風を感じる」などの悩みが隠れているのです。

なぜ室内にいるのに外の気温にこれほどまで環境が左右されてしまうのでしょうか?

ここでポイントになるのが“窓”。窓は家の気密性・断熱性において、とても重要な役を担っているのです。

そこで、今回から計2回にわたって窓の重要性と窓リフォームについてお伝えしていきたいと思います!

その答え、もしかしたら窓にあるかもしれません!

しっかりと家本体に断熱材を入れている家でも、冬になると「なぜか寒いぞ?」というケースがありますす。その場合、何が原因なのでしょうか?

そういう時は、「窓」をチェックしてみてください。

意外に思われる方も多いかもしれませんが、重要なのは窓の断熱性なんです。

実は、窓はしっかりと閉めている時でも、空気()の出入りが行われいるのです。

熱の性質として、温度が高いほうから、低いほうに流れるという特徴があります。

なので、冬の寒い時期、室内の暖房した熱が窓を通って室外に逃げてしまうため、室内にいても寒さを感じるようになってしまうのです。

では、そのことを踏まえたうえで、住居にける熱の流出を、数値で表してお話ししてみましょう。

室内にある暖かい空気を100%としましょう。

その100%の暖かい空気のおよそ50%が、窓などの開口部から外へ出て行ってしまうと言われています。

ちなみに、その他の50%の熱流出は、屋根からが約5%、換気扇などの機械からの熱の流出が約15%、外壁からが約20%、床からの流出が約10%前後です。

逆に夏の暑い時期であれば、外の熱された空気を100%とすると、開口部から約70%ほどの熱が室内に侵入してくるそうです。

これでは、いくらクーラーで部屋を涼しくしようとも、外の熱い空気のせいで快適温度にすることができません。

だからこそ、窓の性能にこだわる必要があるのです。

ところが、窓のリフォームは今一つ認知度が高くありません。

それはどうしてか?

実は「住まいの不満は窓に問題がある」ということがしっかり認知されていないことに加え、「窓はリフォームできる」、「窓は取り替えられる」ということもあまり知られていないからなのです。

では、具体的な窓のリフォーム方法について考えていきましょう!

窓リフォームプラン3パターンのご紹介!キーポイントは“外壁”

まず、現在家の窓がどうなっているかを知ることが重要です。

突然ですが、窓はどうやって壁に取り付けられているか知っていますか?

実は壁の中に埋まっていることが殆どなんです!

細かくいうと、内壁と外壁の間、壁の中の見えない部分まで窓の枠が埋め込んであり、壁に取り付けられています。

だから、壁を壊さずに窓単体で壁から取り外すなんていう工事は難しく、なかなか現実的ではありません。

そのため、今の窓を新品に交換したい場合には、建物の外壁を壊す工事が必要になるのです。

このことから窓リフォームをご検討する際には、「外壁まで工事をするかどうか?」ということがキーポイントとなります。

「そこまでするのは大変だわ

「この際だから、外壁も新しくしようかな?」

など、さらに様々な思いを巡らせながら、窓のリフォームプランの検討をしてみましょう。

皆さんはどの工事に当てはまりましたか?

「そっか!窓のリフォーム工事って、大きく分けると3種類あるんだ!」

と、知っていただけたところで、次に3つの窓リフォームについてそれぞれ詳しく紹介していきたいと思います。

<窓を一新!外窓工事>

外窓を交換する工事は、「この際だから、外壁も新しくしようかな?」と検討されている方にオススメな工事方法です。外壁を壊して窓を交換する方法なので、既存の窓にとらわれることなく窓種を自由に選べることができ、今までよりも機能性も使い勝手も向上した窓を取り付けることができます。難点なのが、費用が高くなり、工事規模が大きくなってしまうということです。費用では、窓、外壁材に加え、ゴミなどの産廃費、リフォームする箇所によっては足場なども必要になる場合もあるので、プロのリフォームアドバイザーや職人さんとの打合せ、もしくは詳細のお見積りを取ることをお勧めします。また工事規模に関して言うと、工事足場を設営する時や既存の外壁を解体する時など騒音が出てしまったり、工事期間も施工する範囲によっては何週間という日数も必要になるため、事前準備としてご近所の方々にご挨拶もしなければいけません。窓だけでなく、室内外の壁まで含めたリフォーム工事をしたいお家、もしくは大きな改修リフォームや柱・基礎だけを残すスケルトン工事を検討されている方に向いている工事です。

<低コストで簡単施工!内窓工事>

今ある窓はそのままに、室内側にもう1つの窓をプラスする方法です。そのため「外壁まで工事はしたくない、窓は交換しなくてもいいけど窓の断熱性能はあげたい」というお家に向いているかと思います。デメリットとして、今ある窓に合わせて取り付けるだけなので、元々ついている窓は古いままです。2回の開け閉めが必要で、掃除もしにくく、使い勝手は下がるという点はあげられるものの、メリットとして低予算で1カ所あたりの工事時間は1時間ほどで済むというのが何よりも魅力的です。「家族の憩いの場であるリビングだけ、内窓工事をやろうかな?」、「窓の開け閉めが少ないトイレや洗面所だけ取り付けようかな」という方法も取れるため、低予算で主要な部屋のみ断熱工事をしたいという方に、ぜひ検討していただきたい窓リフォームです。和紙調のガラスや障子のような格子が付いているデザインなどもあるので、障子代わりに内窓を取り付ける方もいらっしゃいます。

<いいとこどり!リフォーム用窓工事>

「窓は丸ごと交換したいけど、壁の工事まではしたくない」という方におすすめなのが、リフォーム用窓の工事です。既存窓の建具部分を外し、今までの窓枠を専用の部材で覆い再利用して、新しい窓を取り付ける工事方法になります。窓本体は変わるのに、外壁を傷つけずに済み、足場の設置も不要で産廃物も少なく、外窓工事と内窓工事のいいとこどりをした施工方法です。金額も、商品本体は金額が高くなりますが、外壁工事や産廃処分費用が抑えられることから、外窓工事と内窓工事の中間ほどの金額で済むのも嬉しいところ。いいことずくめな施工方法だと思います。しかし、既存の窓の状態や施工条件などもあるので、こちらもプロの方の現場確認が必要です。

いかがでしたか?

今回はおすすめしたい窓のリフォームを中心に解説してきました。後編は、より詳しい窓の性能について掘り下げていきます!次回もお楽しみに!