ミニコラム

【前編】断熱リフォームにはどんな種類があるの?~床の断熱編~

     

今年も、もう少しでやってくる寒い冬。
これからの季節をより快適に過ごすために「断熱リフォーム」を検討している方は多いのではないでしょうか?

一口に「断熱」といっても、その種類や規模は様々。どんなリフォームが最適なのかは、家々によって異なります。

そこで、今回から計2回にわたって【断熱リフォーム】のいろはを詳しく紹介していきたいと思います!

1回目の今回は、断熱の効果をいちばん実感しやすいと言われる床の断熱(使用される断熱材)について紹介していきます。

家全体の断熱リフォームを検討されている方はもちろん、お手軽な工事で断熱性能を上げたいとお考えの方も、ぜひ読んでみてくださいね。

そもそも“高い気密性”“高い断熱性”ってどういうこと?


本題に入る前に、断熱リフォームにおける重要な話をしておこうと思います。

突然ですが、「高気密・高断熱」という言葉を知っていますか?
最近ではTVでリフォーム・DIYなどの特集が組まれていたり、雑誌などでも話題に取り上げられたりすることが多いので、知っている方も多いはず。
しかし、具体的にその内容を理解している方はあまり多くないのでは?

建築や住宅において、気密性が高い室内外の空気の出入りの量が少ないことを意味しています。
それに対し高い断熱性能室内外の温度の出入りの量の少なさを指す言葉になります。

なので“高気密高断熱住宅”と呼ばれる住居というのは、これら2つの性能を高いレベルで実現した住まいということです。
冬は外の寒さを断ち、室内の暖かさを長時間保ってくれることはもちろん、夏でも少しの冷房機器の稼働で涼しく快適な空間にすることができます。

それでは、このことを踏まえたうえで、それぞれの指標に加え、断熱材の数値目安となる「熱伝導率」というものについて、ご紹介していきたいと思います。
少し難しいかもしれませんが、断熱工事や断熱材に関するカタログなどによく登場してくる言葉なので、意味を知っておくと内容が理解しやくなるかもしれません!

<C値(気密性能)>
「相当浮間面積」と言い、建物全体の隙間面積÷延床面積の値を指します。簡単に言うと、1㎡当たりの隙間の面積のこと。なので、値が小さいほど、隙間はなく気密性が高くなり、建物内外の空気の出入りが少ないということになります。ちなみに、一般的に建築業界の水準では、最低でも2.0を切る値であれば、高気密である目安となります。

<UA値(断熱性能)>
正式には、「外皮平均熱貫流率」。外皮とは、外壁や屋根、窓や玄関といった開口部など、室内と室外を隔てている外装部のことを指します。その外装部から外へ逃げてしまう熱量を外皮面積で割った値です。つまり、1㎡当たりから出入りする熱量のことをあらわした指標になります。なので、値が小さければ小さいほど断熱性能が高く、建物内外の熱の出入りが小さいということです。

<熱伝導率>
厚さ1メートル、面積1㎡の材料を隔て、両側に1℃の温度差があるとしたとき、1秒間にどれくらいの熱量が移動するかを表す指標を熱伝導率と言います。別名「熱伝導度」や「熱伝導係数」とも言います。断熱材に関して言うと、熱を通しにくい、熱を伝えにくい方が性能が高いことになるので、断熱材において熱伝導率は低い方がより優れた性能であることを表します。断熱材の効能を見る上で、目安となる1つの数字としてご紹介しておきます。

気密性が高く、断熱性能が高い住居であればあるほど、快適な温度を長時間保つことができ、各部屋の温度差も小さく、体への負担を減らすことができます。
なので、高気密・高断熱というのは、年々増加傾向にあるヒートショック問題を未然に防いだり、病気の疾患率低減にも一役買ってくれる性能なのです。

また、上記でも触れましたが、高気密高断熱の家は、冷暖房の効果が長時間にわたって持続するため、エアコンなどの冷暖房機器は少ない消費エネルギーと短時間の稼働で済みます!従来の住居よりも光熱費が安く済むことから、家計にとっても優しい住まいと言われています。

だからこそ、近年の建築業界において“高い気密性”と“高い断熱性能”というのは欠かすことのできない重要な性能とされています。

 

断熱リフォーム~床の断熱編~

それでは今回の本題【断熱リフォーム~床の断熱編~】に入っていきます。

高気密・高断熱が着目されている今、世の中には色々な会社の断熱材が存在しています。
床には床専用の断熱材、天井・壁には天井・壁専用の断熱材、どちらにも利用できる吹付け断熱などなど…。
メーカーや商品はもちろん、性能数値もそれぞれ異なります。

ここでは、床の断熱の大切さをお話しした上で、一般的によく使用される断熱材について詳しく紹介していきたいと思います。

断熱の視点から床下の断熱材を見ていくと、床下というのは地面に最も近く、常に外気と湿気にさらされている箇所になります。
壁や天井と違って、床は直接体に触れるため、断熱材効果を体感しやすい部分です。(足元がヒヤッとした経験は誰しも一度はあるはずです。)
断熱リフォームで床下にしっかり断熱材を施工することで、断熱効果によるお家の過ごしやすさは大きく変わってくるといっても過言ではありません!

では、床の断熱リフォームにはどんな種類があるのか、ご紹介していきます。


<低価格でお手軽施工「フクフォーム」>

ポリスチレンの発泡体で、ビーズ法ポリスチレンフォームという種類の断熱材です。簡単に説明すると、発泡プラスチック系の断熱材になります。撥水性が高く内部結露を防ぎ、断熱効果を持続させてくれます。発泡体のため軽く、圧縮・曲げに強い部材で、接着剤を使用しないではめ入れる工事に使うことができます。のこぎりやカッターで簡単に現場でサイズを変えることができるといった利点がある断熱材です。

<強みがいっぱい「スタイロフォーム」>

ポリスチレン樹脂の薄膜で仕切られ、無数の独立した気泡で構成された部材。この気泡内に、熱伝導率の小さいガスを封じ込めることによって、高い断熱性能を安定して保ってくれる優れた断熱材がスタイロフォームです。軽くて丈夫、水を吸収しにくく、現場での加工が簡単なため、認知度が高く、広く多くのリフォームで使用されている断熱材です。

<性能はもちろん、環境に優しい「フクフォームEco」>

エコや節約、リサイクルという概念は、最近とても大切になってきましたよね。フクフォームEcoは、これまで廃棄されていた未使用の紙廃材や、再生プラスチック、トウモロコシから採れるコーンスターチを原料に水発砲技術で製造されたエコ素材の断熱材です。ちょっとしたマットレスのような見た目で、他の断熱材と比較すると、ふわふわもちもちとした感触が特徴です。床の断熱材というのは、工事が難しいと言われています。断熱材が脱落したり、床との間に隙間ができてしまうと断熱の効果が十分に発揮されないからです。また一般的な発泡系の断熱材は、断熱性能を上げるため断熱ガスを本体に含んでいるのですが、長時間経つとそのガスが抜けてしまい性能が低下してしまうなんてことも。その点、フクフォームEcoは落下防止用のシートが備わっており、床下の部材にタッカー(大きなホチキスのようなもの)でしっかりと固定できる優れもの。ふわふわもちもちの特性で、隙間ができないような仕組みになっています。成分に関しても、本体はガスを含まない水蒸気性の発泡体で、空気中の成分と変わらないことから、性能が落ちることもなく、環境にも優しく、断熱材としての役割を長時間維持してくれるのです。

次回は、壁・天井の断熱リフォームについてご紹介

いかがでしたか?少々難しい話だったかもしれませんが、断熱リフォームをする上でぜひ知っていただきたい内容です。どの断熱材を使ったリフォームが最適かはそれぞれの住まいによって変わってきますので、ぜひリフォーム会社のプロに相談してみてください。

次回は、壁や天井の断熱リフォームについて、詳しくご紹介していきます。

 

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