最近、古民家をリノベーションして住みたいという方が増えています。確かに、日本ならではの家のつくりやどこか温かな雰囲気がとっても魅力的ですよね。あなたが古民家リノベーションをするならば、どんなお家にしたいですか?
“リノベーション”と聞くと、家の中を新しい空間に作り変えるというイメージがあるかもしれません。デザインや導線をより良くするのがリノベーションの醍醐味ですが、実は古民家リノベーションにおいて室内を新しくしすぎるのは禁物!既存のつくりをよく理解した上で使う材料や仕様を決めないと、古民家ならではの雰囲気がなくなってしまう可能性があります。
では、せっかくの雰囲気を壊さずに快適な住まいを手に入れるにはどうしたらいいでしょうか?今回は実例を踏まえて古民家リノベーション成功のポイントをご紹介していきます。
古民家に最新住宅設備を入れる時のポイント
ところで、古民家だからといって最新機器を使ってはいけないというわけではありません。古民家リノベーションで最新の住宅設備を導入する場合に、大切なのは“配色や雰囲気”。ここを押さえるだけでも、古民家の中に住宅設備が自然と馴染み、さらに家事効率がアップするという、まさに一石二鳥の空間になります。
統計によると、女性が一日のうち家事労働にかける時間は平均3時間だそうです。もし、共働きでフルタイムと仮定すると、労働8時間+通勤1時間+家事3時間=12時間 これに睡眠時間を7時間と計算すると…入浴や食事時間も含めてフリータイムは、5時間!
せっかくリノベーションするのであれば、家事にかける時間を少しでも減らして、フリータイムを多く有意義に過ごしたいですよね。
例えばこの洗面室の場合、元々ついていた窓を活かし来客も想定してタイル仕上げの空間にしています。隣接するシステムバスに古民家風の要素はありませんが、古民家と現代の折衷になっている洗面室が違和感なく古民家ワールドから最新機器へ導いています。
キッチンはあえての真っ赤なカラーで、遊び心満載の空間に。障子を閉めた状態と開けた状態で雰囲気がガラリと変わりそうですね。
古民家と言えば縁側!あえて残して快適に使う方法は?
日本の民家と言えば縁側のイメージが強いのではないでしょうか?この写真の縁側も、とっても風情がありますよね。実は、このお家の縁側スペースのリノベーション内訳は、
- 照明器具の設置
- 障子の貼り替え
- 既存柱の塗装
だけです。
通常のリノベーションの考え方だと、縁側は無駄なスペースとされ、狭い部屋を広くするために縁側を無くすパターンが多いです。ですが、もし古民家のリノベーションをするのであればあえていじりすぎず残すことをおススメします。
ちなみに、大きな窓は寒さや暑さが気になるところですが、本来縁側はこの場所事体が大きな二重サッシの役割を果たしているので残したとしても問題なく快適に過ごすことができるのです。
家の中心リビングを、上手にリノベーションするポイントは?
最新の設備を取り入れいる今回のお家でも、家の中心となるリビングでは古き良き日本家屋の趣を残し、ノスタルジックな雰囲気が漂う空間を実現しています。新築で使うような素材は一切使用せずに、元々の柱や天井の塗装と畳の交換、一部に無垢材の重ね貼りを施しています。
古民家リノベーションで空間と現代の生活をつなげてくれるのが、ソファや照明といったインテリアです。写真のような組み合わせによって、ただ古さを強調するだけではなく、きちんと現代になじむ空間を手に入れることができるのです。
どんなふうに生活したい?
いかがでしたか?今回見てきたお家では、家事に関わるキッチンやお風呂といった水まわりは最新設備で揃え、残すべきところは残すことで、古民家の雰囲気の中で快適に過ごすライフスタイルが実現できています。自分が何をいちばん大切にして生活していきたいか、それを忘れずに進めることで、世界に一つだけの空間は完成していきます。
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