最近よく耳にする珪藻土や漆喰・・・。壁に塗ったり、するもの?でもいまいち違いが判らない。漆喰は古い家に使うもの?珪藻土はなんか高いのかな?そもそも漆喰や珪藻土って何?そんなあなたに壁紙だけじゃない仕上げ材の選択のヒントを教えちゃいます。
そもそも漆喰と珪藻土って何?
まず、漆喰と珪藻土の特徴を見ていきましょう!特徴を踏まえて仕上げ材の選定に生かしていききましょう!
~漆喰~
漆喰は、主に石灰岩を粉末にした消石灰に植物繊維や川砂などを混ぜ練り上げたものが漆喰です。その歴史は古く、最も古いものとして南フランス・ラスコーの洞窟壁画とされています。日本では高松塚古墳やキトラ古墳などが挙げられます。皆さんも蔵や古いお家で漆喰の壁を一度は見たことがあるのではないでしょうか。蔵の壁とかお城の壁などもそうです!
特徴として、
- 仕上げは少しツヤがありサラっとした風合いになる
- PHは強アルカリ性のためカビに強い
- 自分で固まる性質をもつ
こんなアンティーク風の落ち着いたお家にも合います。
~珪藻土~
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。珪藻土は植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきました。最近では、優れた調湿性で水廻りの雑貨なんかにも使用されています。
特徴として
- 調湿性能が優れている
- 仕上げはマットでざらっとした落ち着いた風合いになる
- PHは中性のため、商品によってはカビなどが生えることもある
- 固めるために固化材が必要
珪藻土と珪藻土の違いとしては大きく2つあります。
- 調湿性は珪藻土の方があが、自分で固まる力がないので、接着剤などの化学物質を混ぜないといけない
- 漆喰は自分で固まる力があるが、土壁を下地にしないと調湿効果が見込めない
壁紙ではなくシンプルで柔らかい雰囲気にしたい!そんなあなたに
近年では、ほとんどの壁の仕上げ材はビニールクロスになっています。色々な色や模様、性能など多岐にわたっていますよね。無垢材の床にはビニールクロスではなく塗り壁の方が合うのにな、、、でも高いのかなーと悩まれる方も少なくないです。
そもそもビニールクロスと塗り壁では、費用としてはビニールクロスの張替の方が価格は安くなります。塗り壁の場合、職人さんがコテを使い、1カ所1カ所塗っていくため、その分手間と時間がかかってしまうのです。しかし、ビニールクロスにはない模様や色合い、調湿性能が期待できます。また、ビニールクロスだと継ぎ目が時間と共に開いて来てしまうことがありますが、塗地壁には継ぎ目がないため、そのような心配はありません。
さらに塗壁だとこんなこともできます。壁に家族の思い出を残すのも良いですね。
自然な風合いを出したい、調湿性能を持った仕上材がいい、ハウスダストなどのアレルギーなどが気になるなんてあなたには塗り壁で仕上げるのがおすすめです。
コストをあまりかけたくない!でも珪藻土の仕上げがいい! そんなわがままなあなたに
最近では珪藻土のクロスがあるんです。珪藻土を含んだ壁紙を使うことで珪藻土の特徴でもある、無数の微細な孔を持つ「超多孔質構造」で、調湿性能や吸着性に優れています。
このクロスの特徴として
・優れた消臭性
金属塩の触媒作用により、悪臭成分を消臭(吸着・分解)します。サイクル消臭なので、消臭効果が長続きします(約8年)。
・優れた吸放湿性・通気性
壁紙が吸湿と放湿を繰返し、室内の湿度をコントロール。快適な室内空間を保ちます。また、通気性は調湿石膏ボードとの組み合わせなどにより、高い調湿効果をもたらします。
・優れた撥水性
水汚れを弾き、汚れが拭取りやすい
なかなか塗り壁をするほどの予算がないけど珪藻土の仕上げ材にしたい、そんなあなたにピッタリな商品なのでぜひチェックしてみてください。
部屋の空気感が変わるかも。塗り壁を試してみよう!
珪藻土と漆喰の違い、塗り壁とクロスの違いを見てきましたが、双方の特徴を理解して選定していくのが大事ですね!見た目やコストなど様々な選択の要因があると思います。あなたが納得のいくもので作っていくのが一番ではないでしょうか。
合わせて読みたい



同じテーマのおすすめ記事
東京 武蔵野市 三鷹市エリアでリフォームをお考えの方
東京 武蔵野市 三鷹市でリフォームをお考えの方、ONOYA東京に相談してみませんか? まずは、WEBサイトをご覧ください。リフォームの施工事例を見ることが出来ます。東京のリフォーム・リノベーションはONOYA東京