「お風呂が古くなってきた」「水栓から水漏れがする」「壁紙が汚れてきた」など不具合を感じてリフォームを検討されるかと思います。そういった中で、毎日使っているけどなかなか注目されないのが「ドア(建具)」です。今使っているドアが当たり前すぎて、不満や疑問を抱くことが少ないのが現状かと思います。
しかし、毎日何度も使う「ドア」だからこそ、適したドアにリフォームすることで、日々のストレスが大きく変わります。今回はドアの中でも、「引き戸」に注目してそのメリットや、交換する際の注意点などをご紹介したいと思います。
ドアの種類を知る
ドアにも様々な種類がありますが、ご自宅に使われているドアの種類を思い出すことはできますでしょうか?細かく分類がありますが、大きく2種類に分かれます。
まず最も多くの場所で使われているのが「開き戸」です。丁番を基準に前後に開閉します。
そしてもう一つが「引き戸」です。2本以上の戸が交差する「引違い戸」と、1本の戸の「片引き戸」があります。
では、「引き戸」を使用するのに適した場所や、メリットについて詳しくみてみましょう!
引き戸のメリット① 動線・空間利用の効率性
「引き戸」の最大のメリットは、“ スペースを有効的に使えること ”です!
例えば、同じ空間に「開き戸」がある場合と、「引き戸」がある場合を見比べてみましょう。まず動線に変化がでてきます。
こちらの洗面室に入るドアを「開き戸」にすると、お風呂から出てきた人にぶつかる危険性があります。しかし「引き戸」にすれば、干渉することはありません。
また「開き戸」の場合だと開閉にスペースが必要になります。そのためそのスペースには物を置くことができないことになります。
一方、「引き戸」の場合はドアは壁に沿って横に開くため、開閉のためのスペースは必要ありません。小さなことかもしれませんが、毎日積み重ねていくと「生活しにくい」という大きなストレスになります。新築やリフォームを計画中の方は、図面をみながら室内を歩いたり生活したりするイメージをすると良いですよ!
引き戸のメリット② 大開口
引き戸の2つ目のメリットは、“ 広く開口できること ”です!「開き戸」の場合は、全開にしてもドアの厚み分、開口幅が狭まってしまいます。
しかし引き戸の場合は、ドア1本分まるまる開口することができます。そして、大きく開口すると物の出し入れがし易いです。
そのためこんな風に、
普段は引き戸を閉めて壁のように見せて、使うときだけ開けることで使いやすい収納にすることもできます。この開放感を利用して、「間仕切り」としても活用することができます。
大きく開く引き戸だからこそできることです。
引き戸に交換する時の注意点!
「引き戸」のメリットについてお話ししてきましたが、リフォームするにあたっては注意する点もあります。
まず1つ目は…
「開き戸から引き戸に変更できないことがある」
もともと「開き戸」がついている場所ですと、ドアの両脇に柱が入っている事があります。その柱が構造上抜くことができない柱ですと、「引き戸」を取り付けることができない場合があります。
2つ目に
「壁についている○○に注意!」
「開き戸」と違い、「引き戸」は壁に沿うように扉が動きます。そのため扉が沿う壁に、照明のスイッチやコンセントなどがあると「引き戸」を取り付けることができません。プランニングの際は、そういった壁についている設備にも注意が必要です!
3つ目は
「空気の出入りに注意…!」
「引き戸」の種類にもよるのですが、「引き戸」にすると気密性が下がることがあります。寒い時期などは廊下の寒い空気が、居室に入り込んでくることなどが懸念されますので、気密性を高めるテープを取り付けるなど対策が必要になります。
ライフスタイルに合ったドアを…
いかがでしたでしょうか?「引き戸」にすると様々なメリットがあります。ただし交換可能かどうか、どのぐらいの価格が掛かるかはご自宅の状況によってさまざまですので、一度リフォーム会社に見てもらうことをおすすめします。
また「引き戸」へ交換をすると周囲の壁紙補修など付帯工事が発生する場合がほとんどです。壁紙の貼り替え工事など、何かの工事と一緒にやるとお得かもしれませんね。この機会に、ぜひおうちのドアについて考えてみてください!
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