住宅のリフォームをするときには、できるだけお得にできたら嬉しいですよね。ここではたくさんある補助金制度の中でも、良く利用される主な制度をご紹介したいと思います。よく耳にする補助金制度から期間限定の補助金制度まで、リフォームを考えるときに絶対に押さえておきたい補助金制度をについて見ていきましょう。
介護支援系の補助金制度
よく聞く補助金制度のうち、まずは介護保険系のものについて見ていきましょう。
<介護保険制度>
まず、「介護保険制度」とは、2000年4月から始まった、原則として65歳以上の高齢者が市区町村に申請して要介護認定を受け、その度合いに応じて介護サービス計画(ケアプラン)を作成、在宅サービスか施設サービスのいずれかを受けることができる制度です。
利用者は原則として介護費用の1割を自己負担し、それ以外の9割の費用は半分が保険料、残り半分が公費で賄われます。リフォームの場合でも同様に補助金制度を利用することが出来ます。
例えばリフォームの場合は、
- 手すりの設置工事
- 浴室やトイレの段差の解消工事
- 滑り防止及び移動円滑化のための床または通路面の材料の変更工事
- 開き扉から引き戸等への扉の取り替え工事
- 和式から洋式便器への取り替え工事
- これらに付帯して必要となる改修工事
などです。
ただし、事前申請にはケアマネージャーの理由書が必要です!ですので、もしケアマネージャーが決まっていない場合には市区町村の関係する窓口に相談してみてください。
<高齢者住宅改修費支援制度・障害者住宅改造費助成制度>
「高齢者住宅改修費支援制度」は、高齢者世帯がお住まいの住宅の改造費用を「介護保険」と重複で利用できることもあります。
「障害者住宅改造費助成制度」は介護保険で要介護者または要支援者と認められた人のいる世帯を除く場合で、次のいずれかに該当する世帯が対象です。
- 重度身体障害者(身障手帳1、2級)および下肢・体幹機能障害または乳幼児以前非進行性脳病変による運動機能障害(移動機能障害に限る)を有する身体障害者手帳3級の者のいる世帯
- 重度知的障害者(療育手帳A)のいる世帯
- 重度精神障害者(精神障害者保健福祉手帳1級)のいる世帯
これらの制度は各区市町村によって違うので、同様に関係する窓口に相談してみてください。
省エネ設備系の補助金制度
さて、続いては省エネ設備系の補助金制度についてです。省エネ系設備の設置に伴う補助金は、各県や各区市町村において実施されています。
<太陽光発電システムの導入>
仙台市の場合は太陽光発電システム:1件当たり5万円(県内産パネルの場合は1件当たり5万円の上乗せ)。
<平成28年度 民生用燃料電池導入支援補助金>(エネファーム設置補助金:今年度分終了済)
既築 最大22万円/1台
住宅及び建築物に補助対象エネファームを導入し、6年間以上継続して使用できるなど。
<蓄電池の設置>
仙台市の場合は蓄電池:1件当たり10万円
<エコキュート、エコフィール(自立防災型高効率給湯器)>
1件当たり4万円から4万5千前後の補助金で、エコキュートについては機器価格が下がったので補助金制度がある各市町村はほとんどありません。エコフィールについては平成28年度分終了済です(平成29年度は未定)。
太陽光発電、蓄電池、エコキュートの合算で、補助率1/2、上限は100万円! の市町村もあります!
耐震・診断系の補助金制度
次に耐震関係の補助金制度です。
<耐震診断事業>
全国の殆どの自治体で耐震診断や補強設計、耐震改修工事を実施する際の補助事業(補助金制度)が実施されています。
条件は各自治体や年度ごと、また建物の規模などにもよって異なりますが、数万円から数百万円の補助を受けられるケースもあります。
仙台市の場合:【仙台市戸建木造住宅耐震診断支援事業】
費用の負担は14,580円~17,280円(税込)/件
<耐震対策緊急促進事業>
・補助額
補強設計に要する費用 × 補助率(1/3)
・対象とならない経費
- 耐震診断、耐震改修に係る費用
- 広告費
- 補償費(移転費、仮住居借り上げ費等)
- 附帯事務費
- 自社若しくは関係会社施工の場合の利益相当額
上限額 50,300円/㎡ (ただし、免震工法等特殊な工法による場合又は大規模な地震が発生した時にその利用を確保することが必要であると地方公共団体が認める建築物について通常よりも高い耐震性を確保する場合は82,300円/㎡)
※地方公共団体との併用不可。
期間限定の補助金制度
続いては期間限定で実施されている補助金制度です。
<住宅ストック循環支援事業>
〇現在申請受け中(平成29年6月30日交付申請期限。)、完了報告が平成29年12月31日まで。
良質な既存住宅の市場流通を促進し、若者の住居費負担の軽減及び既存住宅流通市場の拡大、耐震化率・省エネ適合率の向上等良質な住宅ストックの形成及びリフォーム市場の拡大を目的とした補助金制度です。
大きく分けて3つあります。
- 良質な既存住宅の購入
- 住宅のエコリフォーム
- エコ住宅への建替え
ここでは「3.エコリフォーム」についてちょっと説明いたします。
・エコリフォームの対象工事と補助限度額
① 開口部の断熱改修※1 (ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)
② 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修※1 (一定量の断熱材を使用)
③ 設備エコ改修※1 ( エコ住宅設備のうち、3種類以上を設置する工事)
①~③のいずれかと併せて実施する以下の改修工事等も対象
④ 併せて対象とするリフォーム等
A.バリアフリー改修(手すり設置、段差解消、廊下幅等の拡張)
B.エコ住宅設備の設置※1(1種類又は2種類の設置)
C.木造住宅の劣化対策工事※2(土間コンクリート打設等)
D.耐震改修
E.リフォーム瑕疵保険への加入
①~③のいずれか1つが必須、かつ、①~③の補助額の合計が5万円以上
原則として、国の他の補助制度との併用は不可
・エコ住宅設備:太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓
※1 ①、②の断熱改修及び③、④-Bのエコ住宅設備は、事務局に登録された製品のみが対象
※2 リフォーム瑕疵保険に加入するものが対象
補助限度額30万円/戸(④D.耐震改修を行う場合45万円/戸)
など、詳しくは国土交通省のHPを参照ください。
→https://stock-jutaku.jp/about/
最近話題の補助金制度!
最後に、最近注目されている省エネ+創エネ住宅に対する補助金をご紹介します。
<スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金>(平成28年度終了、平成29年度はこれから?)
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅の高断熱化と高効率設備により、快適な室内環境と大幅な省エネルギーを同時に実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーを創り、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量が概ねゼロ以下となる住宅です。
平成28年度の補助金は1件当たり125万円など。
地方公共団体でもあり、仙台市の場合:1件当たり30万円 。
たくさんの補助金制度を利用したいならプロのアドバイザーに相談が一番!
リフォームに関する補助金はたくさんあることが分かったと思います。でも、これだけの情報を自分で理解して活用しようとするのはとても大変です!知らない補助金制度を利用し忘れてももったいないですよね。
そうならないためには、安心して相談できるリフォーム会社を選ぶことが大事です!事前に登録を済ませておかないと利用できない補助金制度もありますから、実績の多い地元のリフォーム会社のプロのアドバイザーに相談することが一番安心です。
補助金を賢く活用して、お得にリフォームをしてくださいね。
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